擁壁というのは一般的に生活していると見てはいてもなじみがないものだと思います。
一般的に擁壁を作成する意図は雛壇や高台にある土地が地震や雨、土地上部からの荷重などにより地盤自体が地崩れなどが起こらないようにするための補強するための構造物です。
擁壁を作るといった場合、色々な種類・工法があり一般的には以下のようなものが作成されています。
1.コンクリート擁壁
コンクリート擁壁は一般的に現場で鉄筋・型枠を組んで生コンを流して作る方法や工場で作られた商品をそのまま設置していくプレキャスト品を使ったものが一般的です。
ここ近年では一番多く見かけられる擁壁で建築現場の高台部の擁壁など厳密な構造要件を満たすのに一番メジャーといえる工法です。
まず、一般的なコンクリート擁壁の場合、擁壁を施設したい場所で鉄筋や型枠の組付け、型枠内に生コンを流し固めていくといった手順が一般的となります。
ただ、型枠と鉄筋の組付けに関してはある程度時間があれば問題ないと思いますが型枠に生コンを流す段階になると配達時間に左右されることや中途半端に生コンが固まってしまうと施行不良になるため、一気に作業を進めていくため、ゆっくりと作業ができません。
また、生コンは作り置きや仮置きができないため、現地セメントを練り上げて使うかコンクリートプラントから練り上げてもらったものを配達してもらうかのどちらかになりますが一般的に擁壁を作成する場合はコンクリートプラントで練り上げてもらったものを使うため、ある程度の時間調整等が必須になります。
プレキャスト品は元々がL時に曲がった工場生産の擁壁部材であるため工場から搬入すれば商品を据え置いて残土を埋め戻せば施工が完了しますが商品自体の重量から商品点数が多い場合、回送費がかかることや重量物の移動となるため揚上設備が必要となるので設置にはクレーン車や移動式クレーン免許者などの技術要員が都度必要になります。
2.間知ブロック擁壁
間知ブロック擁壁はコンクリートブロックを斜面側にもたれかかるように積んでいき擁壁を作っていく工法の一つです。
昔の家や境界に使う軽量コンクリートブロックの高積みしていく工法のことではありません。
他には大谷石積み擁壁や空石積み擁壁、コンクリート擁壁の上にコンクリートブロックなどを積み増した二段擁壁などがありますがこれらは 耐震基準などから見た場合、構造上の強度が足りないため、 不適格擁壁 となるため、一般的に知られている範囲においては コンクリート擁壁 か 間知ブロック擁壁が一般的な工法だと思います。
ただ、上記の二つの擁壁は一般的ではありますが費用面や専門の職人さんを利用しないとできないケースが多いため、自分たちで擁壁を作るといってもそれなりに必要なものを用意したり、施工できる人材を探すなど一般的にDIYで簡単にできるとは言いづらいと思います。
また、近年や大型台風や地震など天災といえるものも多く、災害復旧などの面から短期間で施工できる工法も必要とされています。
そのような中でジオセルを使った擁壁は施工が簡単にできるうえ、災害復旧のような一時的に補強をしたいニーズなどにも対応できるので一部の公共工事などでも使われ始めています。
もし、自分たちで擁壁を作ることをご検討されている方、ジオセルを使って簡単に擁壁を作ってみてはいかがでしょうか?
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